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株価と景気は関係ない理由【アベノミクスで見る株価の意味】

2020年7月1日

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どうも裁量トレードを引退したすばるです。今回は日本銀行が頑張って支えている日本の株価、日経平均と景気の関連性を話したいと思います。

 

回の記事の概要

日経平均が景気とは全く関係のない指標になってしまったわけを解説する記事になります

 

日本銀行が支え続ける株、それは何故

日本銀行が株を買うことになったきっかけはアベノミクスの大失敗が原因です。本来は金融緩和→インフレ→設備投資の拡大→日本株上昇というのが、通常の目指すべきルートになります。ただ金融緩和として行ったアベノミクスが失敗したので、株価や物価目標がいつまで経っても上昇しませんでした。なので日銀は、株を直接買う事にしました。

買い方としては、年間の買い入れペースを決定し、それを守りつつ、日経平均が下がった日に、大口買いを入れるスタイルになります。なので、買いを伸ばすのではなく下値を支える買い方がメインです。

 

日銀は、この年間買い入れペースとして、2015年は年間3兆円の買い付けを行い、2016年に年6兆円に増額しました。

この年々増えているのはご察しの通り、全く景気が回復していないからです。

 

日本銀行のお金はどこへ

年々増やせど増やせど、株価が上がらない状態でしたが、そのお金はどこに行ったのでしょうか?その答えは外国投資家の売りです。簡単に言うと日本銀行が買った株と外国人投資家の売りが戦っていて、結果として株価が上がらない状態になっています。

外国人投資家に大部分をプレゼントしているような物です。

まさに最低なお金の使い方ですね。景気に効果の薄い株買いで、外国人投資家と大企業の一部にだけお金を供給してるわけです。まさに無能と言わざるを得ません。

 

日本銀行の買い支えがなかったら日本株はどうなる?

日本銀行が絶賛買い支えてる日経平均ですが、日本銀行がいなければどうなるでしょうか?

結論は簡単で、単純に市場の流動性が薄い状態になります。日本銀行の買いは、今や1回1000億なので市場の流動性に一躍買っています。なので相場が動き易くなっています。下がる時もですが、、、苦笑

 

あくまで、本来市場を動かす主体は日本銀行ではありません。基本的には外国人投資家です。少なくとも年間6兆円を株に当てるやり方以外をしていたら何をやっても株価と実体経済は今より良かったでしょう。

最初の話に戻りますが

金融緩和→インフレ→設備投資の拡大→日本株上昇のルートが好景気を生む正規ルートだとして、日本株の上昇だけを支えてるアホの日銀がいくら株に費やしても、手前のルートに効果がないので、いつまでも景気が上がらない状況になってしまいました。

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出口戦略をどうするの?

日本銀行が起こすであろう問題があります。それは出口戦略です。

 

まず1つが買い付けペースをどのタイミングで終わらせる、または縮小していくのでしょうか?、よく日銀総裁が、物価目標の達成まで続けると言っていますが、それは今の株買い政策メインでの達成はほぼ無理でしょう。

そもそも6兆円買い入れていた、コロナ前の成長率が-7%近い大不景気状態でした。いったいこの状態でどうやって買い付けを終了するのでしょうか?

 

もう一点が、日本銀行が持っている30兆円近い株はどうやって売却方法です。

一般的には数年かけてゆっくりと売却していきますが、今回は額が違います。僕には見当もつきません。

 

この2点が行われるときに起こるのが、崩壊です。今まで無理に買っていた層がいなくなれば売り崩されるのは間違いありません。まさに株を買う策は、百害あって一利なしになってしまいました。

 

 

コロナバブルと日本銀行

今回、コロナで日本銀行は必要に応じて無制限買い入れを行うと発表し、1000億の株の買い入れを頻繁に行っています。その結果、株価は回復して22500円近くになりました。

 

では実体経済はどうでしょうか。

本日のニュースで『リーマンショック級の景気悪化』という見出しと共に、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)がマイナス34と、リーマン・ショックで落ち込んだ2009年6月以来の低水準という内容が示されました。

まさに、今回も日銀が買い支えた物は株だけかつ、その大部分が外国人投資家の懐に消えているという状況になりました。

まさに今までの失敗を何も活かすことができなかったと言うわけです。

日本銀行が産んだ格差社会

今回のコロナ対策として、株価と物価(スタグフレーション)のみが上昇しました。

その結果として株を買っていない人間の現金の価値が落ち、恩恵を受けた人と受けてない人の貧富の差を産むことになりました。

 

では日本銀行の政策は何一つとして良い事が無かったのでしょうか?

株価を支える利点

僕が考える株価を支える利点は2点あります。

1点目は、大企業の資金調達が楽になった事、本来、株は企業の資金調達のために存在しています。株価が高いほど自社で持つ株を売る事での、資金調達が可能です。

2点目は、中国などの敵対国に国の企業を安価に買収されなくて済む事です。

株価と景気は関係ない

株価と景気は現状関係なくなりました。

それは日本銀行のお陰で、株価を死ぬほど支えた結果、まったく景気が上昇しなかったという過去の実績と、コロナでアホのように株価を支え、90%以上回復させたはずなのにリーマンショック級の景気数値である現状から立証できました。

今回のアベノミクスで、日本銀行は金をばらまき、景気を上げず、爆弾を残していっただけです。

 

なので結論として、株価は景気には関係がなく、株価という数値は、国がどれだけ株を買い支えたかを図るものになってしまいました。

本当に失策です

 

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